Ryzen9 3900Xを冷やすため、Cryorig H7 QUAD LUMIを導入する


Ryzen9 3900Xは熱い!

純正のWraith Prismで冷やすと……

Ryzen9 3900Xリテールパッケージに付属の、Wraith PrismはTDP 105Wは冷やせるように作られているようですが、エアフローに自由がない場合はなかなか厳しい温度になることが分かりました。

上記のグラフはCPU-ZのStress Testを回した際のものですが、アイドル状態ですでにCPUおんどは 70℃を超えており、負荷がかかると95℃ほどまで上昇しました。
この状態ではCPUにサーマルスロットリングが掛かっており性能低下も確認できました。

上記の写真を見て分かる通り、今回Ryzen9 3900Xを搭載したPCはRAIJINTEKのMETIS PLUSというMini-ITXケースを使用しており、非常に厳しいエアフローと、大型クーラーを導入できない物理的制約があります。

この物理的制約を回避した上で、外観を損なわずにCPU冷却性能を向上するためのCPUクーラーとして、今回CryorigのH7 QUAD LUMIを導入しました。

Cryorig H7 QUAD LUMI

開封の儀


Cryorig製のCPUクーラーは付属品が非常に充実しており、Cryorig製の高性能グリス等が別添されています。
内容量も4gあるため、付け直しなどでも安心して取り付けができます。

 外観を見ていきます。
H7 QUAD LUMIは120mmのファンを搭載していながら、全高がわずか145mmに抑えられている点が非常に特徴的です。
一般的に120mmファンを搭載したCPUクーラーは全高155~165mmのものが多いため、サイドフロー型で150mm未満に収まっている点は非常に評価できます。
このサイズでありながら、TDP 160Wまで対応しているという点も特徴です。

 外観上の特徴としては、ファン裏側のフィン構造かと思われます。
Hive Fin構造と名付けられたこの構造が、低背クーラーながら十分な性能を出す秘訣のようです。

H7 QUAD LUMIの「LUMI」に該当する最大の特徴は、CPUクーラー底面に取り付けられたアドレサブルLEDバーです。
USB2.0接続端子で接続し、専用ソフトウェアで制御することにより底面及びトップ面のLEDを自在に変更することが出来ます。
RGB_LEDピンヘッダが不要なので、旧式のPCでもアドレサブルLEDによる電飾が可能です。

取り付け

 CPUクーラーを取り付けてみました。
LEDライティングはケース内の他パーツと揃えるため、白色に統一しています。

 底面とのクリアランスは正直ギリギリです。
このケースは、底面には2.5インチのSSDが取り付けられていますが、H7 QUAD LUMIを取り付けた状態ではその隙間は1~2mm程度しかありません。
ただし、接触はしていないためSSD側に熱が移動したりする心配はありません。

 メモリとのクリアランスも、僅か数ミリですが干渉することなく取り付けできます。

底面のLEDが光ることで、マザーボード上の様々なロゴ等を目立たせることも出来ます。
今回は、AORUSロゴがしっかりと浮き出るように光らせることが出来ました。

温度測定

H7 QUAD LUMIを取り付けたところ、アイドル状態での温度が20℃近く下がり50℃前後となりました。
また、高負荷時も78℃程度が上限となり、純正クーラーと比較して大幅に改善されました。

外観をカッコよく維持したまま、温度を安定させるという用途においてH7 QUAD LUMIは必要にして十分な性能でした。

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