METIS PLUSで白いミニゲーミングPCを作った


ちいさなゲーミングPCが欲しい

RAIJINTEK METIS PLUSというPCケースをご存知でしょうか。
Mini-ITX専用のPCケースで、接地面積はA4サイズほど(幅190mm x 奥行き277mm)で、高さも254mmと500mmペットボトルほどの高さしかないケースですが、
  • ATX電源に対応
  • SFX電源利用時は長さ230mmまでのグラフィックボードが搭載可能
  • リアとトップに120mmファンを増設可能
  • 2.5インチシャドウベイが3つ(2.5インチベイ2つを犠牲にすれば3.5インチシャドウベイもあり)
  • 全パネルがアルミ製
  • アクリル窓付き
という、大変豪華な仕様でありながら各ショップで5000~7000円ほどで手に入る逸品です。

計画、そして実行

コンセプトを考える

RAIJINTEK METISに限りませんが、Mini-ITXで自作PCを組む際はまず「コンセプト」を考える必要があります。
なぜならば、その筐体サイズやマザーボードの制約などから「なんでも詰め込んだPC」を作ることが出来ないためです。
今回、私がPCを組む際に決めていたコンセプトは以下の3点です。

1. ”白くてカワイイPC”
私の自宅は、実は明るい色調で統一しようと試みています。
家具などは出来るだけホワイトカラーかナチュラルウッドのカラーを選択しているほどです。
この部屋に合わせるため、今回は白いPCを組むことを第一目標としました。

2. ”ゲームに不満の出ないPC”
メインPCとして使う以上、ヘビーな作業はすべて担当します。
中でも、Apex LegendsやRainbow Six:Siegeなどの重量級ゲームを快適に動かせることは必須項目です。
つまり、現行機からのスペックダウンは許さない方針としました。

3. ”統一感のある上品なPC”
ゲーミングPCといえば、虹色に輝くLEDライトが暗闇の中でネオンのごとく光る様子を思い浮かべがちです。
しかし折角のホワイトカラー、光り物を取り入れつつも統一感を持たせるためにカラーLEDは出来るだけ取り入れない方針としました。

構成

既存のメインPCを元に、流用できるパーツは流用しつつ、コンセプトに沿ったパーツ選定をします。

RAIJINTEK METIS PLUS (White)

今回の主役たるケースです。
詳細は前述のとおりです。
ビックカメラにて購入。(7,970円)

AMD Ryzen7 1700

メインPCからの流用品。
CPUクーラーは今まではサイズの虎徹を使用していましたが、コンセプトに従うために敢えて純正付属品のWraith Spire RGBを使用します。
AMD CPU Ryzen7 1700 with WraithSpire 65W cooler AM4 YD1700BBAEBOX
AMD (2017-03-03)
売り上げランキング: 7,555

GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI

 AM4ソケットに対応した、B450チップセット搭載のMini-ITXマザーボードです。
AM4ソケットのMini-ITXとしては比較的機能が豊富な部類で、なおかつ高級感のあるボード構成となっています。
Tsukumoネットショップにて購入。(13,401円)

 内容品はマザーボード本体、バックパネル、Wi-Fiアンテナ、SATAケーブル2本、取扱説明書、AORUSエンブレムです。
エンブレムは厚みのある素材で中々高級感があります。

 リアパネルはUSBが多めの構成ですが、USB Type-Cは備えていません。
Wi-Fiアンテナ端子は間隔が狭いため、直付けタイプのポールアンテナは装着不能です。

 メモリスロットはITXマザーなので2スロットのみ。SATA端子もB450チップセットの上限より2つ少ない4ポートのみです。

PCI Express端子はメタル製の補強が入っています。
AORUSエンブレムの描かれたシルバーのプレートはM.2 SSD専用のヒートシンクになっています。

Corsair VENGEANCE RGB PRO 16GB (8GBx2) DDR4-3000

 Corsair製のDDR4-3000メモリです。
「RGB LED付きのメモリなんて誰が使うんだ」とバカにしていたのですが、まさか自分が買うことになるとは。
Tsukumoネットショップにて購入。(16,934円)

ヒートシンクまで真っ白なメモリというのは案外貴重で、なおかつRGB LED付きとなるとCorsairのこの製品か、Antec Memoryのもの程度しかありません。

ZOTAC GeForce RTX2070 MINI 

メインPCからの流用品。
元々METIS PLUSに収まるサイズを目的に購入したモノだったので、本懐を遂げることができました。

Samsung 970 EVO Plus (512GB)

 Cドライブとして利用するSSDには、最近発売されたばかりの970 EVO Plusを採用することにしました。
ビックカメラにて購入。(ポイント利用にて8,000円)

 同時期に発売されたWesternDigitalのWD Black SN750も性能がよく、なおかつ価格が安いNVMe SSDとして話題に上がっていましたが、970 EVO Plusは性能面でこのSN750を遥かに上回るパフォーマンスを発揮していたため選択しました。
https://www.4gamer.net/games/419/G041967/20190211001/

マザーボードのM.2スロットに取り付けます。
マザーボード付属のヒートシンクを取り付けるため、別売のヒートシンク等は不要です。

Micron 1100 2.5 SSD (2TB)

1年半ほど前から秋葉原などを中心に出回っていた、Micron製にも関わらず激安な2TB SSDです。
メインPCではデータドライブは2TBのハードディスクを使用していましたが、今回は狭小ケース内での熱こもりなども考慮してオールフラッシュ化することにしました。
NTT-X Storeにて購入。(24,780円)

ADATA SU650 (960GB)

 メインPCで利用していた物をそのまま流用。
ゲームインストール用に利用していた大容量SSDです。
2018年7月ごろにNTT-X Storeにて購入。(16,980円)
ADATA Technology Ultimate SU650 SSD 960GB ASU650SS-960GT-C
ADATA Technology (2018-08-01)
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Corsair SF600 Platinum

 電源ユニットには、CorsairのSF600 Platinumを選択しました。
現存するSFX電源の中では最高の性能を誇る電源のひとつです。
Tsukumoネットショップにて購入。(16,200円)
Corsair SF600 -PLATINUM- 600W PC電源ユニット [80PLUS PLATINUM] PS807 CP-9020182-JP
Corsair (2018-11-03)
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 上位モデルの電源ユニットは初めて買ったのですが、電源ユニットがベロア調の巾着に入っているとは思っていませんでした。

本体は至って普通ですが、全ケーブルが着脱可能なフルプラグインタイプで、なおかつ92mmファンは高負荷時(具体的には消費電力が300W近いとき)のみ動作します。

CableMod ModFlex C-Series White

 今回、初めて純正以外の電源ケーブルを使用することにしました。
コンセプトである「白くてカワイイ」を実現するためには真っ黒なケーブルがケース内を埋め尽くすのは断じて許せないということで、ホワイトカラーのスリーブケーブルを購入してみました。
Amazonにて購入。(6,550円)

ケーブルは純正品と同様の種類が全数入っている他、スリーブケーブルをまとめるためのケーブルガイドも必要に十分な数が用意されています。

サイズ 彩風 (ホワイト)

 RAIJINTEK METISにはリングLED付きのリアファンが付属していますが、Ryzen7 1700付属のWraith Spire LEDがリング状のLEDであるため、リング状LEDが近距離に並ぶのは美しくないと考え、非リング状なLEDファンを購入しました。
Amazonにて購入。(752円)

激安な部類のファンですが、軸音などもせず、防振ゴムが四隅に取り付けられている、PWM対応であるなどかなり高性能かなと感じます。

組み立て

完成

というわけで、完成です。
デスク上に置いても違和感のない、コンパクトな筐体が、ホワイトカラーのデスクとマッチしていて最高です。

 ケース内部はスリーブケーブルで丁寧にまとめつつ、カラフルになってしまいそうなSSDのラベル面は剥がせるようなカッティングシート(今回はカーボン柄)を貼りました。

全長210mm程度のRTX2070はケースに収めても圧迫感が少なくて良いですね。
これだけの性能がこの小ささにギュッと詰まっているというのがロマンの塊です。
一部のケーブルは上から白いマスキングテープを巻くことで統一感向上に一役買わせます。

総評

はっきり言ってしまえば、今回の組み換えは「全く必要のない組み換え」でした。
性能面で言えばCPUやグラフィックボードは変わっていないため向上していませんし、ケースが小型化したことで拡張性もなくなりました。

ただ、組み換えによる満足感は非常に高いものになりました。
毎日使う、愛着を持って触るものだからこそ、自分の頭でイメージした姿形にしたいという欲求は本当に良い結果を生んだなと思っています。

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